OBS Studioでマイクと映像の音ズレ(遅延)が発生したときの解決手順
2026.08.10
配信中に「口の動きと声がズレている」「ゲーム音とマイク音がズレていく」という現象は、リスナーの体験を大きく損ねる原因になります。
OBS Studioで発生する音ズレ(音声遅延)は、適切な設定を行うことで確実に解消可能です。本記事では、音ズレの原因に応じた具体的な解決手順を解説します。
目次
サンプルレート(Hz)の不一致を解消する
音ズレの最も大きな原因の一つが、マイク・オーディオ機器とOBS間の「サンプルレートの食い違い」です。
設定手順
- Windowsの「サウンドの設定」を開き、使用しているマイクのプロパティを開きます。
- 「詳細」タブで形式が 48,000 Hz (48kHz) になっているか確認します。
- OBSの「設定」>「音声」を開き、「サンプルレート」を同じ 48kHz に統一します。
※機器側が44.1kHz、OBS側が48kHzのようにズレていると、時間が経つにつれて徐々に音ズレが拡大します。
マイクの「同期オフセット」でタイミングを微調整する
映像(カメラやゲーム)の処理遅延に対して声が先に届いてしまう場合は、マイク音声にミリ秒単位の遅延をかけて同期させます。
設定手順
- OBSの音声ミキサーにある歯車アイコン(詳細オーディオプロパティ)をクリックします。
- マイクの項目にある「同期オフセット」の数値を調整します。
- 声が映像より早い場合:
100ms〜200ms程度の正の値を入力して遅らせる。 - 声が映像より遅い場合: マイナスの値を入力するか、映像側の遅延設定を見直す。
「音声表示キャプチャ」または「音声出力キャプチャ」を見直す
デスクトップ音声やゲーム音のズレが発生する場合は、ソースの取得方法を変更すると安定します。
- OBSのソース追加から「アプリ音声キャプチャ(ベータ版)」を使用し、特定ゲームの音声のみを直接キャプチャする。
- キャプチャボードを使用している場合は、ソースのプロパティから「音声出力モード」を「音声のみキャプチャ」に設定する。
これらの設定を順に確認することで、ほとんどの音ズレ現象は解消されます。まずはサンプルレートの統一から試してみてください。